こんにちは!
車いすカウンセラー、前田真規です。

 

公式LINEのほうに、ご質問をいただきました。

せっかくなので、皆さんにもシェアしますね。

 

ご質問は、

「真規さんは、自分の障害を受容して前向きに生きてらっしゃいますが、生活している中で、行きたいところに行けないと落ち込むことはないですか?
あるとしたら、そういう時はどのように気持ちを収めているのか教えていただけたら嬉しいです」

 

ありがとうございます。

 

もちろん私も、「できない」「行けない」という状況に出くわすことはしょっちゅうあります。
うん、しょっちゅう。

 

そんな時、どうしてるか、

どう気持ちを収めているか、私なりの方法をお答えします。

 

「行きたいのに行けない」気持ちを収める2つの方法

 

予定を決める時、難病や障害のある人は、その計画は早ければ早いほど、その実行はスムーズになりますよね。

 

やりたいこと、行きたい場所があれば、ヘルパーさんの移動支援や、どうやってそこまで行くか、移動手段を考えることができるから。

 

でも、例えば、Facebookを見ていて、

 

わぁー!このイベント行きた〜い!
どれどれ、日にちは…
なにっ!明後日!?
ガーン!明後日か~。明後日は急すぎるよぉ…。

 

なんてことはありませんか?

私はしょっちゅうあります。

 

そんな時、なんとか行けないか、まずは考えます。

 

ダメ元でヘルパーさんに付き添いしてもらえないか、事業所に聞いてみる。

ヘルパーさん以外で自分の身体の状態を知ってる人(親、友人知人など) にお願いしてみる。

 

ただ、今回のご質問では、それでも「行けない」時のことだと思うので、それを

前提としてお話させていただきますね。

 

1.代替案を考える。

例えば私が、行きたいところにどうしても行けない時にしていることは、

主催者や事務局に資料を送ってもらう。

です。

 

講演会や勉強会、交流会などでは特に、参加者に配られる資料やレジュメがあるはずです。

それを送ってもらえないか、主催者や事務局に問い合わせてみます。

 

その時は、「自分はこういう者で、どうしても今回のイベントに行きたかったのだけど、こうこうこういう理由で行けませんでした。どんな内容か知りたいので、可能であれば資料を送っていただけませんか?」

 

のように連絡すると、資料があれば送ってもらえる可能性があります。

実際、私もこうして送ってもらったことがあります。

 

あとは、行けなかったことは残念だけど、イベント後の主催者側のサイトやブログで、イベント報告を読んだり、参加した人のブログやSNSで感想や写真を見て、イベントの内容や雰囲気を知る。

 

2.仕方ないよね、とスッパリ諦める。その代わり、自分を癒してあげる何かをする。

 

1 で書いた、主催者や参加者のイベント報告を見ると、あ〜、行きたかったなぁ!楽しそうだなぁ…と、残念な気待ちが湧き上がってきますよね。

でも、いつまでもウジウジしててもしょうがない。

仕方なったんだと諦めることも必要かなと思います。

 

その代わり、行けなかった残念で仕方ない自分を癒してあげる何かをするのも、その気持ちを収める1つの方法です。

 

例えば私は、そのイベントに行くのにかかったであろう交通費や参加費、ランチ代と同等のプレゼントを自分にしてあげます。

 

その分、美味しいものを食べる。(お取り寄せもアリ)

その分、服や雑貨を買う。

その分、好きなアーティストのCDや、観たかった映画のDVDを借りたり買う。

 

などなど、普段はちょっと我慢してるけど、今回行けなくて残念な思いをした自分、諦めざるを得なかった自分にご褒美としてプレゼントしてあげたって罰は当たりません。(笑)

 

行けなくて残念だった気持ちをそのままにしていると、

・行けなかった自分の身体が嘆かわしい。

・制度が悪いからだ。

・環境のせいだ。

などのネガティブな思いが次々に湧いてきて、精神衛生上良くないです。

 

上記のように、

・代替案を考える。

・諦める代わりに、自分を癒してあげるプレゼントをする。

が、「行きたいのに行けない」時の気持ちの収めかたの参考になったら幸いです。