① お風呂で粗相してしまった時、母親にシャワーで頭を叩かれ熱湯をかけられた。(身体障害のある男性)
② 起きられず床に伏せてる時に口答えしたら、夫につねられたり叩かれたりした。(精神疾患の女性)
③ 食事の時に上手く食べられず、ご飯をこぼしたら、父親に体を殴られたり蹴られたりした。
母親にコップのお茶を顔にかけられたこともある。(身体障害のある女性)
④ 怒った母親に、食事を何回か抜かれたことが年に度々あった。(発達障害のある男性)
⑤ 夜にトイレを我慢させられ、限界になって漏らしてしまったら、顔を叩かれ、濡れた布団で朝までそのままにされた。(身体障害のある男性)
⑥ 体調が悪く、病院に連れてってほしいと言ったけど連れてってくれなくて肺炎になってしまった。(身体障害のある女性)
⑦ 兄に性的いたずらをされていたことが、大人になった今も心の傷となっている。(身体障害のある女性)
⑧ 義理の父に、高等部になってもお風呂に一緒に入ることを強要されていた。(知的障害のある女性)
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上記のことは、実際に私のピアカウンセリングを受けて下さった方が話してくれたことや、周囲の方から聞いたことです。
ネグレクト(介護放棄)、性的虐待を含む身体的な虐待は、次回のブログに書く心理的な虐待と重複していることが多く、心の病を発症してしまう人もいます。
③の方は、自分から親やヘルパーさんに施設に入りたいと訴えて、入所されました。
ほとんどの方に共通しているのが、親など身内に逆らうと介護をしてもらえないという恐怖感があって、なかなか人に言えずに我慢しているということです。
実は私も、休みの日に夫と喧嘩して、半日以上 介護放棄されたことが1度や2度ではありません。
私の場合は、恥を忍んでヘルパー事業所や訪問看護に電話して、介助に来てもらいました。
勇気を出して話してくれた人が明るみに出ているだけで、これらのことは氷山の一角なんでしょう。
身体的な虐待は、取り返しのつかない事態に発展しかねないことが、過去の事例からも分かっています。
今も、身内からの身体的な虐待で苦しんでいる人は、どうか、ほんの少しの勇気を出して、まずは信頼できる人に話して下さい。
そこから、何かが動き始めるきっかけになるかも知れません。
次回からのブログで、障害者への、「心理的な虐待」、「金銭的な虐待」、「周りの人にできること」を書いていきます。
ピアカウンセリング&コミュニケーションTomorrow 前田真規でした。
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