こんばんは!

車いすカウンセラー、前田真規です。

 

今日は、先月からずっと楽しみにしていたST(言語聴覚士)さんが初めて来る日でした。

 

私、初めて会う人はだいたい来る前から緊張するんだけど、楽しみすぎて全然 緊張しなかった。

 

STさんは主に、聴こえや言語、発声の障害、飲み込みなどの嚥下の障害に対応するお仕事をされています。

 

その中で、私は気管切開してるけど、今できている喋る・歌う(う、歌う!?) をなるべく長くやっていきたいので、発声の維持を目的にお願いすることにしました。

 

しんどくならないように、30分〜40分にしましょうということだったので、会って早速始めました。

 

まず私の評価を出すために、STさんについて、

 

あーー。
あーーーー。
あーーーーーー。

 

と、三段階の音で声を長く出す練習。
STさんと一緒にやると、やっぱり声を伸ばせなくて、私のほうが先に終了しちゃう。

 

ドレミファソラシド〜!ではシドが出ない。
ドシラソファミレド〜!ではレドが出ない。

 

音域が狭いと、いわゆる棒読みになっちゃうから、驚きや喜びなどを抑揚をつけて表現できないんだよね。
それは日常生活において自分でも感じてる。

 

ティッシュにフッ!フッ!と短く息を吹きかけたり、フ〜〜!と長く吹きかけることもやりました。

 

それから、お腹から声を出すように、「ハッ!」「ハッ!」と5回。
STさんが、車いすで座ってる私の前にしゃがんでくれて、目を合わせながらやるから恥ずかしくて。

 

これ、すごくエネルギーが要るの。
長く喋ることも、歌を歌うことも、腹筋、背筋、喉を使うんだって。

腹筋も背筋もないし、気道は小児並みに細い私。全部ないわ。

 

やった後、SpO2は98%だったけど、脈が114もありました。
でも、いい運動したってかんじ。

 

ひと通り色々やって評価してもらった結果、
私は今後、声量と発声の持続強化をしてもらうことになりました。

 

月1回の訪問予定だったけど、時間も短いし楽しいから、月2回来てもらうように希望を出しておきました。

 

STさん、初めてお会いしたけど、とても気さくで明るくて、いい人だった。
今日は、新しい出会いが嬉しい1日になりました。

 

「普段から何かやっておくといいことってありますか?」って聞いたら、「やっぱりお腹から声を出すように、お腹に力を入れて、「ハッ!」「ハッ!」を5回ずつ、気がついた時にやるといいよ、無理せずにね」と言われました。

 

STさんが帰ってから思ったけど、
♪あんの頃〜は ハッ!♪
って和田アキ子みたいにやればいいんじゃない!?
そうだ、そうしよう。(笑)