こんにちは!
車いすカウンセラー、前田真規です。

 

先月書いた記事「この春 卒業・入学する障害をもつ子の親御さんへのメッセージ」
の中で、次のような↓ことを書きました。

 

病気があっても、障害があっても、僕は・私は不幸じゃないという心を育む経験は、これからたくさんできます。

 

その可能性を、心配だから、不安だからと先回りして摘み取ってしまわないでほしいなと思います。

 

先日テレビを観ていて、これを実感したことがあります。

 

盲目の少年ドラマー、酒井響希くん。

 

のことです。

 

響希くんは、小児ガンのため2歳で視力を失いました。

 

両親は絶望に暮れましたが、響希くんは音に興味をもち、4歳でドラムを始めました。

 

響希くんが視力を失った時、お母さんは響希くんの将来を案じて泣きました。

 

でも、響希くんはお母さんにこう言ったのです。

 

「僕はもう見えないけど、頑張ったらなんでできるから泣かないで」

 

それ以来、ご両親は響希くんがやりたいこと、挑戦することを応援し、協力するようになりました。

 

響希くんは楽譜が読めないから、叩きたい曲を何回も何回も聞いて、耳コピするんだそうです。

 

現在11歳の響希くん、ドラムの腕前はプロをも唸らせるほどだといいます。

 

 

病気があっても、障害があっても、僕は・私は不幸じゃないという心を育む経験は、これからたくさんできます。

 

その可能性を、親御さんは心配だから、不安だからと先回りして摘み取ってしまわないでほしいなと思います。

 

誰もが響希くんのようになれるとは思っていません。

でも、子供さんのやりたい事をやらせてみて、「できなかった」、または「芽が出なかった」、「才能とはいえない」となってもいいじゃないですか。

 

できなかったとしても、チャレンジして失敗したとしても、挑戦したその経験は無駄にはならないと思うからです。

 

そして、人間はその気になれば、子どもに限らず何歳からでも挑戦できるもの。

 

病気のせいで、障害があるから、環境が整ってないからと…やってみる前に諦めないで。

 

響希くんの夢は、プロドラマーになって世界中でパフォーマンスをすること。

自分と同じように障害をもつ人に、勇気と希望を与えたい。

だそうです。

 

 

 

 

響希くんなら、プロドラマーになれるよ♪

頑張ってね!