こんにちは!
車いすカウンセラー、前田真規です。
耳の痛い、TEDのプレゼンテーション動画を見つけました。
TEDとは、価値のあるアイデアを世に広めることを目的としている、アメリカの非営利団体のことです。
スティーブ・ジョブスが「これからはテクノロジーが変わる」と言って世に出したiPad。
ニューヨークタイムズの記者がジョブスにこんなことを聞いたそうです。
「子どもたちはさぞかしiPadを使いこなしているんでしょう?」
そしたらジョブスは、こう答えたそうです。
「子どもたちは使ってないんだ。うちではテクノロジーの時間を制限してるからね」と。
人それぞれ事情や生活スタイルがあるから、この通りではないと思うけど、
睡眠はだいたい8時間。
労働もだいたい8時間〜9時間。
毎日繰り返し行われる時間(食事・入浴・身支度・買い物・子どもの世話・介護など) 3〜5時間。
これらを差し引いたのが個人の自由時間。
だいたい2時間〜4時間。
プレゼンターのオルターは、この個人の自由時間が日々いかに重要か、人生でいかに大切なものかと訴えています。
人間が一番人間らしくいられるこの貴重な時間を、あなたは画面を見るだけで過ごしていませんか?と。
もちろん、役に立つアプリもある。
でも、Facebook、Twitter、InstagramをはじめとしたSNS、ネットサーフィンはどうでしょう?
止めどきがない。(み、耳が痛い)
新聞も本も、ページが終わればそこで止められます。
テレビも時間が決まっていて、終われば明日か来週までお預け。
ところがSNSやWebは次から次へと情報が流れてきて止め時がないから、際限なく見続けてしまう。
私もだけど、皆さんからも、「それ、私やん!耳が痛い〜」と聞こえてきそうです。
面白い事例も出していました。
オランダの設計事務所では、それぞれのデスクが天井から吊るされていて、終業時間が来ると強制的に天井に昇っていく。まぢかっ!
その空いたスペースがヨガやダンススタジオになる。画期的!
また、ドイツの自動車メーカーでは、休暇に入ると、「担当者が休暇中なので追ってお返事します」と言うのではなくて、「担当者が休暇中なので、あなたのメールは削除しました。休暇が終わってから再度ご連絡下さい」と言うんだそうです。(笑)
スマホが手元にあって、いつでもSNSやネットを見られる時代、このように心を鬼にして?強制的にやめなければ、時間、人生は有限だと考えた時、ほんとはすごく無駄なことなんじゃないかと思えてきます。
もちろん、私を含め難病や障害のある人たちは、好きな時に好きな場所へ自由に行けない分、手元にスマホがあること、ITが発達したことで受けてる恩恵は大きいですよね。
今となっては減らすのは難しく、逆にストレスが溜まってしまうかも知れません。
でも、仕事でITを使い、自由時間にもネットを見て、ほぼ1日中スマホやPCを使ってる人(またまた耳が痛い!)は、1時間でも30分でも、画面を見るのを止める時間を意識的に作ったらどうなるか…。
少し情報を遮断する時間を作ることで、目にも優しいし、自分の頭を整理したり、自分を見つめ直し、あらたな気づきが湧いてくるかも知れません。
私も、夫に話しかけられた時、スマホをいじりながら返事をしてたりするので、人のことはまーったく言えないんだけど、最近は次のようにスマホを見ない時間を意識して作るようにしています。
・心身の健康のため、発声の維持のため、歌を歌う。(30分〜1時間)
・勉強のため、心を豊かにするため、本を読む。(30分〜1時間)
これは、紙の本は重かったり持ちにくかったりするので、主に電子書籍。←画面見とるやん!でも、SNSやネットはストップしてだよ?
・コーヒーを飲む時、スマホを見ずにボ〜っとする時間を作る。(15分〜30分)
誘惑に負けちゃう時も多々あるけど…。
あなたは1日のうちでどれくらい、スマホやPCの画面を見るのに費やしていますか?
参考:プレゼンテーション動画
「なぜ画面を見て過ごしていると幸せから遠のくのか」アダム・オルター